国立大卒の陰キャニートによるブログ

23歳、どうしようもないニートの雑記。

非モテは本当に性格が悪いのか?

世の中ではよく「非モテは性格が悪いからもてない」「人間性が終わってるからもてな

い」などと言われるが、実際のところは全く違うのではないかと思う。

ではなぜ、非モテは性格が悪いと言われるのだろうか(非モテ自身に問題がある場合を

除く)。

 

理由①:配偶者やパートナーがいる者たちによる建前に付き合わされる

正直言ってこれが一番大きな原因だろうと考えている。

なぜなら、「彼氏・彼女の好きなところはどこか」という質問に対してパートナーと面

と向かって「お金持ちだから」「背が高いから」「イケメン・美人だから」と答えるこ

となどないからである。

結局のところ、「本音」を言うことによって自らが「卑しい」人間であることが明らか

になってしまうので、それを隠すために「中身に惚れて~」「優しいから好き」等

の「建前」に走ってしまうのだろう。

ここで問題なのが、彼ら彼女らの一部のものがその建前を利用して、「モテる人間は人

間性が優れている」などと風潮してしまうことだ。

たしかに、人間性が優れている(誠実で優しくて寛容)者ほど魅力があるだろう。しか

し、それだけでモテるかどうかにはつながらないのではないだろうか。

人間性が優れていても、それが周知されなければ、モテることはないし、そもそも優し

くて、誠実であること(それだけの理由で)がモテにつながるとは私は思えない。

そうして、モテ=人間性という「建前」を構図化した状態になると、必然的にじゃあ非

モテは?という話になってくる。

本来であれば、非モテは行動力がない一般男性であれば、(性格いかんにかかわらず)簡単になることが出来る存在ではあるのだが、「モテる人間は性格がいいんだ!!!」というマインドのせいで、

非モテ」が性格が悪い・人間性が終わっているという風に変換されてしまうのだ。

 

モテ=人間性すべて間違っているとは言えないが、それでも多くの人は相手の「社会的ステータス」や「見た目」を判断材料として、その先に踏み込むか判断しているのではないだろうか。

 

モテ=人間性という考えは「非モテ差別」につながる恐ろしいものであると私は考える。

 

理由②:世界公正仮説

非モテはなぜモテないんだろう?

顔が悪いから?貧乏だから?スタイルが悪いから?

いや違う!!!性格が悪いからだ!!!

 

しかし、多くの人は「非モテ」の本当の性格を知らないわけである。

なぜなら「非モテ」とかかわりあいになろうと考える者はいないからだ。

 

イジメられる方が悪いという考えと同じで、

悲惨な境遇にいる者がなぜそうなっているのかを考えるときに、人は

「自己責任」なのだろうと推測してしまうのである。

 

これは、「世界公正仮説」と呼ばれるもので、モテない原因を「性格が悪いから」や「人間性に問題があるから」と

本人の落ち度」それも、「それならモテないのも仕方ないよね」「こんな奴モテないの当たり前だろう」と思われるような理屈を「憶測で」作り出すのが得意な人というのは一定数存在する。

 

理由③:非モテが「女ガ~」とかいうから。そんな奴はモテない。

そもそも、これは理屈としておかしい。

なぜなら、ネットでこのような「女性を蔑視する」発言を仮にしていたとしても、多くの非モテは「現実世界」ではこのようなふるまいをしていないからである。

 

それなのに、ネットの非モテ叩き民は自分たちがまるで「超能力者」であるかの如く、「それ、ばれてるから」

「そういう態度が表に出ているんだよ」

とのたまう。

 

しかし、考えてみてほしい。異性の性格が透けて見えるのであれば、「恋愛で失敗する男女」など現れるはずがないではないか。

 

所詮、ほかの人間が何を考えているかなんてわからないのだ。

 

それに、ネットで女叩きや男叩きをしていても(若しくはそれに近いような感情を抱いていても)、現実世界ではパートナーがいる者など珍しくはないだろう。

 

異性を叩くことは「人間としてやってはいけないこと」ではあるが、そう言った感情を抱いているかどうかというのは「実際に付き合ってみなければ」わからないものである。

 

まとめ

確かに、非モテは性格の悪いものも少なくはないだろう。

しかし、考えてもみればそもそも「男性」自体モテない生き物であるし、

モテ(というか彼氏彼女がいる人)というのは「行動力」の有無によるのではないかと思うのだ。

 

だから、「モテない奴は誰からも愛されない」

だとか、「モテない奴は性格が悪い」

とかいう発言は、

100パーセント違うとは言えないが、「モテは性格や人間性」で発生するものではない(評価対象にはなりうる)ということは言えるのではないだろうか。